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次の日
私は電車に乗って、産婦人科病院に行った。
受付を済ませると、2階に上がった。待合室の椅子に腰掛けて、レシピ雑誌を見ながら順番を待った。
30分後
「城内さん、城内結香さん」
ほとんど読んだところで、名前を呼ばれたので、診察室に入った。
「えーと、妊娠の継続で良いんですよね?」
「はい」
「じゃあ、奥にどうぞ」
私は前と同じカーテンの奥に入った。そして下着を脱いで、椅子に座った。
ああ、憂鬱だ。
椅子が回り、仕切りのカーテンの向こうに体がはみ出る。
「いっ…!」
痛いからもっと丁寧にやれ!
「はい、良いですよ」
私はすぐに服を着て戻った。
「じゃあ、そこに寝て」
前と同じ様に、大きな機材の隣のベッドに寝転んで、下腹部が見える様に服を捲った。
エコーを当てるために、妙に暖かいジェルをお腹に出された。
正直、ちょっと気持ち悪い。
「だいたい40週の計算だと、6/3ってところかな」
先生がエコーの位置を移動させると、小さな白い塊が見えた。
「3cm位かな…」
そう言ってスイッチを入れると、ドクンドクンと心音が聞こえる。
「はい、じゃあ良いですよ」
看護師さんがお腹を拭きながら言った。
私は椅子に座ると、DVDを渡された。
「これから成長を録画するから、検診の時に持ってきてください」
「はい」
「で、役所に行って母子手帳をもらって、次回から受付のときに診察券と一緒に提出してください」
「分かりました」
「次回から予約制になるから、診察券を受付の隣の機械に入れればできるから」
「はい」
「これ、今後の予定ね」
「ありがとうございます」
渡された紙を見ると、何月何日から何週目とか書いてある。
「はい、じゃあ今日はこれで」
「ありがとうございました」
私は診察室を出た。
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