第1話

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今回の生理は変でした。血はナプキンに付かない少量。普段はドバドバと血が出るのに変です。 ですが、仕事が変わり慣れない仕事でストレスもたまっていたのだろうと思いました。旦那さんの実家に長期帰省もしました。それは知らないうちにストレス溜まるはずです。 今までに無いくらいの生理痛が襲っても気にしてませんでした。子宮が掴まれているように痛くても腰が重い物で叩かれているような痛みでも、踞るような痛みでも私は我慢していました。歳で体が変わり生理痛も激しくなったのだと思ったのです。 生理の血が増えて、心配性の旦那さんが私の母に電話するように勧めました。私の母は現役看護師なので体に異変があれば助言してくれます。 母は一瞬黙りましたが、ストレスか流産しているかもと言いました。妊娠していると思っていない私は母とストレスかもしれないと笑いながら話していました。取り敢えず生理が10日以上続けば病院に行くようにと注意を受けました。 血は10日以上続き、11日目で仕事が休みなので病院に旦那さんと行きました。周りでも生理不順でかなり続く子が周りでいたので軽い気持ちでした。 産婦人科で妊婦よりも付き添いの男性が座っているのに旦那さんと信じれないと話して待ちました。 初の診察でエコー。緊張しながらやってもらい、痛みがあるのに驚きました。苦しいというのが正しいでしょうか、妊婦さんは大変だなぁと他人事に感じてました。 血も抜かれ、尿も取られてエコー見て、先生が一言言いました。 「今日は一人で来てる?家族はいる?」 ドラマで聞く台詞です。何か病がある時の台詞に緊張しながら旦那さんがいると伝えると看護師が呼びに行きました。 旦那さんも緊張しながら入ってきて二人で先生を伺うように見ました。 「妊娠反応を調べて陽性が出ました」 妊娠していると思っていない私達は陽性ってどっちだっけと思いました。今考えても私はのんびりなのです。 「子供が出来てるんだけど、子宮外妊娠の為流産している可能性がある。だから生理の血ではないんだよ」
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