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「おい……森繁のガキ……」
一人の狼の男が入ってきた
上半身裸でそれに黒いジャケット、少し長い髪の毛をボサボサにしたような青い目のイケメンだ
「あぁ……砕牙さん居たんですか、やっと家出から帰ってきたんですね?」
「誰が家出だ!お前が守護をしに行ってくれって言ったんだろが!」
砕牙は森繁代々使えている狼
僕のような陰 陰陽師は初めてで戸惑っているらしい
「え?僕何か言いました?」
僕はわざと惚けた
「お前の脳は豆腐か!」
全然ツッコミに慣れていないのかワケわからないことを口走る砕牙さん
「砕牙さん……」
哀れみに満ちた顔で見つめてみた
「やめろ……そんな目で見るな……」
恥ずかしそうに耳を倒してシュンとし
「もう良いですけど……何か用ですか?」
「あぁ……お前、式神を使役しろ、そうすれば妖怪退治も楽になるだろう……」
なるほど
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