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鬼藤さんは普段職場では物凄く怖いけど、それが職場の良い刺激になっていると思う
僕みたいに怠けた人間でもちゃんと見てくれているし時には褒めてくれる
大抵は怒られてばっかだけど…
それも全て僕がいけないんだよなぁ…
遅刻してばっかだし職場の皆には迷惑を掛けてばっかだ
「はぁ…」
早足で歩きながらも周りを見渡していつもと違う違和感にふと気が付く
普段人通りの多い通行道だが珍しく辺りに人が見当たらない
「こんな時もあるんだ」
まるで夜明け、まだ薄暗くこれから朝日が昇り始めようとしている時のように
人ひとり見かけないことは自然と好奇心と不安を感じさせる
まるで自分が世界を支配したかのように。
そんなことを感じ思いつつも道を歩いているとあるものが視界に入った
「ん?」
道の真ん中にノートのようなものがある
「なにこれ…」
思わず僕は足を止めた
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