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「プルルルルルルルップルルルルルル」
携帯のアラームが部屋中に鳴り響く、目を開けるとカーテンの隙間から温かい光が溢れている
「んー…」
薄く目を開けながら携帯に手を伸ばしアラームを止める
時計に目をやると午前8時半を指していた
「…っあ!やばい…急いで支度しなきゃ…また上司に怒られる」
8時にアラームをセットしていたのに、またやっちゃったよ…
僕の勤める会社は9時には出社しなくてはならない
なんでいつも僕はこうなんだ。
決まった時間に起きることが出来ない、非常に時間にルーズなのだ、こんな人間が社会人をやっていていいのだろうか
「はぁ…」
ため息をこぼしながらも急いでシャワーを浴び髪を乾かしスーツを着る
野菜ジュースの入ったペットボトルを冷蔵庫から取り出し、黒色をした鞄を片手に玄関を開けた
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