1st×Kiss

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 「プルルルルルルルップルルルルルル」 携帯のアラームが部屋中に鳴り響く、目を開けるとカーテンの隙間から温かい光が溢れている 「んー…」 薄く目を開けながら携帯に手を伸ばしアラームを止める 時計に目をやると午前8時半を指していた 「…っあ!やばい…急いで支度しなきゃ…また上司に怒られる」 8時にアラームをセットしていたのに、またやっちゃったよ… 僕の勤める会社は9時には出社しなくてはならない なんでいつも僕はこうなんだ。 決まった時間に起きることが出来ない、非常に時間にルーズなのだ、こんな人間が社会人をやっていていいのだろうか 「はぁ…」 ため息をこぼしながらも急いでシャワーを浴び髪を乾かしスーツを着る 野菜ジュースの入ったペットボトルを冷蔵庫から取り出し、黒色をした鞄を片手に玄関を開けた
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