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「ここか。これから俺が住むマンションというのは・・・」
イタチはそう言いながら自分がこれから生活するマンションを見上げ、その後、エレベーター(使い方については黒川が地図と一緒に情報として頭の中にインプットした)で二階まで行く。
「204号室・・・204号室・・・ここか。」
そして、イタチは部屋に入る。
ガチャッ!!
「お帰りなさい♪イタチさん♪ご飯にする?お風呂にする?それとも」
ヒュッ!!
ザクッ!!
「ギャーーーッ!?」
黒川の悲鳴が部屋に響き渡る。イタチが忍ばりの速さでクナイを投げ、それが見事黒川の額に命中したのだ。
「ちょ!?いきなり何するんですか!?」
「今のは俺の身体を勝手に弄った恨みだ。それよりも何故貴様がここにいる?黒川・・・」
「はぁ・・・あなたをサポートするよう“主”から言われたんですよ・・・」
「サポート?貴様が俺を?」
「えぇ。あなたの“あの眼”はリスクも大きい眼ですからね・・・あなたがなるべく“あの眼”を使う必要がないようにするためのサポート役として僕もこの世界に来たんですよ・・・」
「サポート役として来たからには貴様の実力は確かなものなんだろうな?」
「フッ・・・イタチさん・・・あなたをこの世界に転生させたのはこの僕ですよ?・・・少なくとも、生半可な魔導士には遅れはとりませんよ・・・」
「魔導士?なんだ?それは」
「さて!ご飯の支度を始めましょうか!!」
「聞けよ。」
最後の質問は見事にスルーされたイタチだった・・・
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