731人が本棚に入れています
本棚に追加
/351ページ
『じゃあ、蘭花ちゃん。見せるわよ。いい?柳希君もよ~く見てよ。凄いから!』
嬉しそうに、うんうん。頷く会長。
犬に見えるのは、私だけだろうか?
すると、紗江先輩が何処に隠していたのか、大きな筒を出した。
そして、
『ジヤーーーン!!』
バッと広げたのは、あの時の写真がポスターとなったもの。
ってか、デカっ!!
ポスターって、こんなに大きかったけ?
「……大きいですね。ちょっと、ビックリしました。」
隣に居る会長を見たら、何故か固まっている。
どうした!!
「…会長?……おーい。大丈夫ですかぁ。聞こえますかぁ。」
フリーズ状態持続中。
では、ほっといて。
「紗江先輩。このサイズで、張り出されたりするんですか?でかくないですか?」
ポスターを持ちながら、答える紗江先輩。
『ん?これでも、小さい方かもよ。この会社の化粧品、結構若い子に人気で
同じ年代の子でも、化粧でここまで綺麗になれる。って、いうのをアピールしたかったんだって。で、蘭花ちゃんがピッタリ!って、訳。だから、渋谷とか原宿なんかの若者が集まる街に、これ以上の大きいポスターが貼られるって、お母さんが言ってたよ。あっ、ちなみに一番大きいのは、高層ビルから垂らされてるアレだって。』
詳しい説明ありがとう。
でも、何とおっしゃいましたか?
私の聞き間違いでしょうか?
最初のコメントを投稿しよう!