【暴走Ⅱ その壱】

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『何だよ!二人して!いつも三人一緒に居るのに、いい友達だと思ってるのに。俺だけ、仲間外れかよ!』 拗ねてしまいました。 まぁ、確かにいつも三人一緒だよなぁ。 少し可哀想になってきたけど、でもこれはねぇ。 『蘭花ちゃん。なんか、可哀想になってきたよ。柳希君なら、大丈夫なんじゃない?きっと、黙ってても柳希君には、すぐバレると思うよ。』 だよねぇ。私もそう思います。 仕方ない。 「……じゃあ、会長を信用します。絶対に他言無用ですよ。約束、守れますか?」 あっ。目が生き生きし出した。 この、変わり様。 百面相か! 『で?何何?早く教えてよ!』 私より知りたい気満々じゃないですか。 仕方ない。
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