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「休んでる暇はねぇぞ。たぶん、次がある。そうだろ?」
「どういうこと、ギッシー。これで終わりじゃないの?」
「これで終わりならつまんねぇよ。目的も趣旨も何も分からないままだしな」
「目的とかあるのかな、これ」
「もちろん、ありますよ。ワタシどもはその目的に基いて動いていますから」
唐突に喋り出した黒尽くめの男に小川が驚く。一番近くにいたから無理もないだろう。
「けど、その目的は話すつもりはない、ってことだろ。クソったれた話だ」
「いえいえ、今は、でございますよ。いずれ機会がくればお話することもあるかもしれません」
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