峰岸 佑太 その1

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「オレたちが生き残っているのありきだろうが。無理やり聞き出そうにもオレたちは自分の命を人質に取られている」 「だからおとなしくゲームをするしかないってことだよね。随分と胸糞悪いし、面倒臭いけど」  最上が平然と言い放つ。 「けど、面白ぇじゃないか。オレは好きだぜ。こういうの」  胸糞悪いっていうのは全面的に同意してやるが、オレと最上では楽しみ方のベクトルが全然違っている。 「なんにしろ、オレは進むぜ。進むしかなんだろ?」
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