峰岸 佑太 その6
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次々と脱落者が決まり、次々と生存者が決まっていく。 5人目の脱落者が向こう側に入った時点で、オレはそれまでの行動が怪しいと思うほどに落ち込む演技をやめ、そして、電話近くのスイッチを押した。 捧げものが用意できたという合図のスイッチだ。 あとは向こうがスイッチを押せば、オレたちの生存だ。 思わず嬉しくなってオレは笑う。 「さあ、向こうの手伝いをするとするか」 オレは受話器を手に取った。
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