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底に水が溜まっているようだが、薄暗くどれくらい深いのかわからない。
一通り探検をした後、井戸の側で私たちは一息ついていた。
「さおり。」
「なに？かおり」
「私たち…いつまでも一緒だよ」
屈託のない笑顔で、無邪気に話かけるかおりが無性に憎らしく感じた。
いつまでも一緒
同じ物を身につけ
同じ物を所有し
何でも半分
大切な物も
欲しい物も
全部はんぶんこ…
いつまでも いつまでも…
ドンッ！！
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