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狼と
黒猫は
いつも一緒
出会った日から
ずっと一緒
共に眠り
共に目覚め
共に過ごす
けれども
狼と黒猫には
大きな障害があった
狼は
それが
もどかしくて仕方なかったんだ
そんな
もどかしさや
寂しさを埋めようと
狼は狩りを始めた
ロリイタ少女
パンク娘
ゴシック女
たくさん
たくさん
狼は
喰った
それでも
満たされない
狼は
いつだって
黒猫を想いながら
少女たちを
喰っていたから
そんな狼の行動に
黒猫は
気付いていた
けれども
何も言わなかった
きっと
自分が悪いんだと
黙って見ていた
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