2010年4月

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塾の不採算部門の事 何回か、日記に書いた、愛塾の「出世払いコース」の事を展開する。 経済学的にみたら、僕は馬鹿なのである。 不良不登校逆転塾は、親から学費取ってるし、中には、「金に糸目はつけない」(その態度が不登校の原因になってる場合すらあるが、)親の弱みにつけこむ商売と言えなくもない。 だから、私も子育て終了までは、「理想教育」を語らなかった。 あんな屁理屈娘(クリエイターページ参照)ひとり育てるにも、中学高校を私立に通わせれば、金は要る。己の理想のために、女房こども泣かすのは罪だから、人並みに新興宗教偏差値教寺院を経営した。 やっと身軽になって、理想教育をしてみたくなった。新聞記者時代に松江支局勤務と言うのがあったが松江は家賃が高く、思い出の町を諦め、米子に居着いた。 そして、一番手のかかる子を担当する、落ち穂拾い塾を始めた。 幸い、大都市では、幾つかある、お馬鹿専用塾がこの町にはなかった。 この町のお馬鹿さんたちは、新興宗教偏差値教寺院で、蔑まれ迫害されていた。物差しを変えれば、お馬鹿は必ずしも役立たずではない事を、知らされずにいた。 そこそこ当たったが、労働集約型産業の塾の中でも、お馬鹿相手の少人数クラスは、大して儲からない。 私は、税制上の便宜から社長をやっているが、こんなん、家業の域を出ない。 繰り返す。 私は、経済学的には、馬鹿なのである。 だが、馬鹿が欲かかない限り、ひっそりと世間の片隅で、日々のパンにだけ感謝を捧げて生きているなら、馬鹿にも居場所があるのが、良い政治なのである。 学校の勉強以外、取り柄のない馬鹿が政治的な発言をせざるを得ない政治は悪政である。 出世払いコースの子でも、勉強さえ頑張れば、国立大学の門が開き、国立大学はタダか、タダ同然で、入ってしまえば何とかなる。社会を恨む前に自分がしっかりしろと、説教出来る教育環境なら、私は、自民党だろうが共産党だろうが良いのである。 鳩山の批判もせんでよかったのである。 鳩山は、相対的に恵まれない階層の期待を担って政権を奪い取り、すがる思いで投票したひとを踏みつけたのである。 教育しかり、防衛しかり、環境しかり。 罪万死に値する。
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