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若様の剣術
土曜日曜は怒らないと決めたから、怒らない。今日は民主党批判休日である。
教育の末席に座る者として、子どもの教育を語ろうと思う。
「反抗期」というのがある。幼児期に第一、小学校高学年時代に、第二反抗期を迎える。
反抗期は成長期であって、能力が急速に進歩する時期に、自分でやってみたい気持ちと保護者が衝突する。
水泳にたとえて見る。
浮き輪を外して、自分の甲斐性で泳いでみたいのは、向上心である。「○○ちゃんには、まだ無理よ」は親として、30点である。
「そんなに浮き輪外したいなら、そうしろ。溺れても自己責任」と言って、プールから退散し、パチンコ行くのは、0点の親である。
口では「勝手にしろ、もう知らん」と言いながら、溺れる寸前まで、勝手にさせるが、いつでもプールに飛び込める体制だけはキープし、子どもの泳ぎと、ビキニのネエチャンの谷間の鑑賞を同時にこなせる親が100点である。
唐突なようだが、「若様の剣術」という比喩がある。たしなみはあるが、一流ではないたとえである。
剣術指南役は、若様を一流剣士には鍛えない。若様が殿様になった時の任務は、自分の剣で戦に勝つことではない。殿様が自ら前線に出なければならないなら、もうその戦は負けである。
それでも、若様が、自分が剣術の達人であるかのごとき錯覚に陥ったら、「若様、お見事、爺は参りました」とばかり言ってられない。フルボッコにして、今まで回りは手加減してくれてたと、思い知らす時が来る。
殿様が出来た人なら、剣術指南役がフルボッコ役を買ってでる。
そうでない場合は、若様をおだてあげて、他流試合に出す。
若様は、こうして、自分を守ってくれる、剣士の有り難さを知り、だんだん殿様になって行く。
知的障害があると、反抗期は遅れるが、それでも愛するポッポちゃんは、自分の剣術を錯覚で自慢する所まで、成長した。
剣術指南役の有権者は、票という剣で、フルボッコして愛を示す時が来ている。
誤解しないでね。民主党批判なんかしてないよ。若様の成長を喜んでるんだよ。
今日は、怒らない日だもの。
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