白昼のカオス

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和田堀公園はもう諦めるしか無かった。 どこに行っても人の目がある。素直に諦めて他の場所を探すべきだった。 …家で行った予備実験の結果は概ね満足できるものだった。 初日は6時間、それから毎晩30分ずつ時間を伸ばし四日目の土曜の晩に至っては初子は午後9時半から朝の7時半まで実に10時間もの緊縛放置に耐えたのである。 「私、縛ってもらわないと眠れない体質になっちゃったかも…」 縄を解かれている間、初子は照れたように言った。 …しかし懸念材料が全く無いわけではない。 それは実験二日目の夜明けのことだった。 その晩は、全身緊縛と猿轡に加えて、初めて目隠しを試してみたのだった。 視覚を奪われる瞬間、初子が体を小さく硬直させたのを良介は感じ取った。 「怖いのか?」 既に厳重な猿轡で口を塞がれている初子は、喉の奥から搾り出すように小さく呻き声をあげる… 「ぅぅぅぅぅぅぅっ…」 首を仰け反らせ縛られた上半身を摺り寄せてくる…初子が悦んでいるときの癖だ… 良介は自分のたぎりを抑え込んで初子の頭を撫でてやった。 「くぅ~ん…」 猿轡で締め上げられた鼻を鳴らして甘えるように身を捩らせる初子… 縛られた妻は全身から艶気を発散してくる…全く、我慢させられるこっちの身にもなってくれ… 昨夜は緊縛されたままの初子のことが気が気でなく、おかげで些か寝不足気味の良介は、こうして誘うともなく夫を挑発してくる妻を小憎らしく思った。 …が、そこが堪らなく可愛いんだ… 良介は縄で絞めあげられた初子の乳房を浴衣の上から揉みしだいてやる… 可愛いさ余って憎さ百倍という言葉がふと頭に浮かぶ。 すると思わず指に力が入り、既に硬くなった初子の乳首を薄い布越しに摘みちょっと乱暴に挟んだ…猿轡の下の初子の喘ぎが大きくなり同時に体も大きくくねりはじめる。 …良介は布団の上に起き上がると胡座を掻き、自分の膝の上にタイミングよく初子の体を抱き上げ後ろから抱きすくめると尚も乳を攻め続けた。
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