〝Prologue〟

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25世紀ーー 今まで人類が生活に使っていた資源、石油、石炭、あらゆる資源が底を尽き、機械はただの鉄屑と化した。 それだけでなく、元々減少していた食料のこともあり、人類は絶望していた。 そんな時、ある化学者が永年に渡り研究していたエネルギーの完成を発表した。 名を「バイオエネルギー」 なんと石油とほぼ変わらない働きをするのだと言う。 人類の資源問題は助かったかに思えた… だが、元々地球に存在していた石油や石炭と違い、量産するのには限度がある。 もちろん値段は高く一般人では手が出せないでいた。 元々食料や物資などが入手困難になっていた中、多くの人々は犯罪という道に走ったーー 略奪、窃盗、殺人、さらに疫病やウイルス感染、地球は荒れた。 次第に人類は強い者が支配する時代へと姿を変えた。 まさに弱肉強食ーー だが変化していたのは人類だけではなかった。 地球に生存していた動物達が凶暴化していったのだ。 それは突然変異と呼ばれ、ほとんどの動物達の姿形が変わっていたのだった。 .
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