3人が本棚に入れています
本棚に追加
25世紀ーー
今まで人類が生活に使っていた資源、石油、石炭、あらゆる資源が底を尽き、機械はただの鉄屑と化した。
それだけでなく、元々減少していた食料のこともあり、人類は絶望していた。
そんな時、ある化学者が永年に渡り研究していたエネルギーの完成を発表した。
名を「バイオエネルギー」
なんと石油とほぼ変わらない働きをするのだと言う。
人類の資源問題は助かったかに思えた…
だが、元々地球に存在していた石油や石炭と違い、量産するのには限度がある。
もちろん値段は高く一般人では手が出せないでいた。
元々食料や物資などが入手困難になっていた中、多くの人々は犯罪という道に走ったーー
略奪、窃盗、殺人、さらに疫病やウイルス感染、地球は荒れた。
次第に人類は強い者が支配する時代へと姿を変えた。
まさに弱肉強食ーー
だが変化していたのは人類だけではなかった。
地球に生存していた動物達が凶暴化していったのだ。
それは突然変異と呼ばれ、ほとんどの動物達の姿形が変わっていたのだった。
.
最初のコメントを投稿しよう!