00 プロローグ

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何でこんなことになったんだろう? 平凡な日常にちょっとだけ変化があって、それが嬉しくて浮かれてた。 浮かれたからバチが当たったの? それとも、簡単に人を信用するのがいけないのかな? 男の子の友達が初めてだったから、こんなことに巻き込まれるなんて思いもしなかった。 何人いるのか分からないこの中で、私の味方は誰もいない。 武器を手にニヤニヤと見てくる男達と、私の自由を奪う男達。 そして、目の前で妖しく細めた目をこちらに向けているリーダーらしき男。 叩かれた左頬がじくじくと痛い。 ボタンを引きちぎられたブラウスのせいか、見知らぬ男に好きにされている恐怖なのか体が無意識に震えている。  
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