第一章 ~成長~

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家の中からは返事がなかった どうしたのだろうか… 「母さーん?」 二階へと上がっていく途中なにか焦げ臭い感じがした 駆け上がると家の一部が燃えていて、母さんが倒れていた 「母さん!」 すぐに大量の水で消化するし、日を消すが、母さんの容態が良くならない むしろ悪くなっている ギアの魔力を注ぎ込むと少しは回復したのか、話ができるようになった 「ギア?」 「大丈夫!?」 「あなたは早く逃げなさい。魔法都市に向かいなさい。そうすればなんとかなるわ」 「母さんは?」 「私は、もう無理よ…。早く、いきな、さ…」 そのまま息を引き取ってしまった 何故… 何故こんなことに…! 「ア゙ア゙ァァァア゙ァア゙!」 あの狼だ! あいつが! あいつが来たから! …でも今は力が足りない やつは確かにフェンリルだった 今倒したとしても復活するだろうから… 「今は、魔法都市に行かなきゃ…」 さよなら、母さん
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