第一病棟

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騒ぎが行われる… 私は総合診療科の狼炎灰兎。 総合診療科、とはまぁ、簡単にいえば 「専門的な部位を持たずにすべての症状に対応し、迅速な判断を下す」 というところ。 まぁ…そこが一番忙しいわけで… 「次、呼んで」 「はい。158番で御待ちの古藤様~」 次の患者が診察室の扉を開けて入ってくる。 普通に歩いているように見えるが… 少し…猫背… 肩をかばいながら歩いているのかな…? 肩コリ? 「どうぞ―」 患者は椅子に座ると棒で支えられるようにピンッと背中を伸ばす 「…どうされました?」 「えっと…肩が痛くて…首が…なんか硬くなったような…」 首のこわばり… じゃぁ、 「すこし問診…よろしいですか?」 「はい。」 まずは… 「最近どのような体制がつらいですか?」 「私、サラリーマンをしているのですが…オフィスでパソコンを打っているときなどにいたくなりますね…        後は…パソコンを打つのが…最近遅くなったかな?」 パソコンを打つ…ということは少し前かがみ… 「指先が冷たくなるなどはありますか?」 「たまにあります…」 大体は絞れた。 「接診始めます。      少し失礼しますね…」 首の鎖骨あたりを軽く押す 「痛いです。」 「では、こちらは…?」 肩の中心を押して見る 「そこは…だ…大丈夫…かな?」 少し痛みがある… 「ここは」 「イタッ!!」 「すみません…」 激痛が走るのは肩の側面。 だったら。
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