狂った愛

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  「最近楽しそうね、」 彼と出会って半年後、姉さんや母さんと夕飯を囲んでいると姉さんにそんなことを言われた。 「そう、かな」 「笑顔が増えたわ、それに外に出ることも増えたわね」 姉さんが笑顔で優しく話す。姉さんと話すのは楽しい。 「う、ん。ある人と知り合って、」 「誰?学校の人?」 「ううん、声をかけられたんだ、モデルにならないかって」 「モデル?」 僕の言葉に母さんが口を開いた。 瞬間、少しビクッとする。嫌だな。 「モデルってなに?」 「ええと、……」 少し冷えた声にどもってしまう。 「母さん、そういうの許さないからね あなたはそんなのに向いてないわ」 「、」 母さんの言葉に 反抗したい気持ちと同時に  (そ、だよね ) なんていう気持ちもこみ上げてくる。 やだな。なんか。もう。
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