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「あ、安井さんたちが戻ってきましたよ。」
「みんな無事で何よりだ。」
5人全員が揃い、ひとまず今居る雑居ビルに籠もることにした。下手に出歩いてアンデッドに襲われたくはない。
「まだ食料も2日分ぐらいはありますから。とにかく、じっとしていましょう。」
「助けがすぐに来るとは思えんがね。」
奥野が腕を組み、使い古されたソファーに腰掛ける。確かに、救助が現れるとは思えない状況だ。しかし、外は危険だ。
「だいぶ暗くなってきたわね。」
「とりあえず入り口にバリケードを作りましょう。何もしないよりはマシでしょう。」
「そうだな。よし、じゃあ私と二階堂くんで入り口の封鎖に行くぞ。」
「じゃあ俺は、村岡さんと安井さんで窓の封鎖をしましょうか。」
「分かった。そっちは頼んだぞ結城くん。」
奥野は二階堂を連れ、机などを運んでいく。それを見て、結城も工具箱を探した。村岡と安井は材木を探す。
そして、数分後にはバリケードは完成した。そして、奥野は地下室へと降りていく。この建物はなぜか、自家発電をしているのか電気が点いている。奥野は壁一面の武器、特に散弾銃を眺め、そして手に取った。弾は装填されていないため、奥野は弾を探した。
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