869人が本棚に入れています
本棚に追加
周囲を確認して、他の兵士達が頷いたのを確認してから、兵士は言った。
「・・・・アルケー・・・・。
物事の起源って意味があるらしい。
普段はアルって呼べば問題ないだろ?」
その言葉に、兵士達は頷いた。
「へえ・・・・中々良い名だな」
そう言って、赤子に声を掛ける。
「お前の名前は、アルケーだってよ。
良い名前だよな?」
そう声を掛けた瞬間だった。
赤子は何と、にへら~っと笑ったのだった。
「おお!笑ったぞ!」
「ええ?そんな馬鹿な!」
「生まれたばかりじゃねえのか?」
「だよな?でも、間違いなく笑ったぞ!」
兵士達は、驚くが赤子は顔を歪めただけなのかもしれないが、どう見ても笑ったように感じたのは間違いなかった。
最初のコメントを投稿しよう!