869人が本棚に入れています
本棚に追加
/81ページ
ちょうどその時、部屋に教師が入って来た。
「皆、集まってますか?」
その教師の言葉に、遊んでいた子供達は一斉に集まり始めた。
誰もが目を輝かせて、教師を見ている。
教師達は、笑顔で子供達に言った。
「皆、もう準備は出来てるようね・・・・。うん」
そう言って周囲を見回す教師は、頷いて言った。
「では、今から皆のお待ちかねの魔力検査をします」
その教師の言葉に、一斉に歓声が上がる。
教師は笑顔で言った。
「順番に呼ぶので、一人ずつ隣の部屋に行くのよ?
順番が来るまで、皆静かに待っていてね」
そう言って最初の子供を呼ぶとその子の手を引いて隣の部屋に移動して行った。
子供達は、次々に属性を調べられた。
普通・・・・5歳で持つ属性は大抵1つ。
その後、鍛練を行ったり固有属性を持つ魔物と使い魔契約を結んだりして属性を増やすのだ。
だが、やはり限界は有り普通に持てる属性は3つ位までだった。
早くに属性が発覚すれば、訓練を早く行う事が出来て魔力量も上がり、属性も増える可能性は有った。
英雄の魂を持つかもと言われる子供達は皆優秀だった。
子供達は、全部で100人ほどしかはじめは居なかった。
そのうち、5人は既に虚弱過ぎて命を延ばせなかった。
最初のコメントを投稿しよう!