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その瞬間。
真黒な物は、表情等全くわからないが、顔のような物をこちらに向けると、明らかにニっと笑った。
何故そう思ったか。
それは、真っ白な歯が見えたから。
弧を描くように、黒い物が途切れそこに真っ白な歯の用な物が見えたのだ。
そして、次の瞬間。
影の姿の子供の様な物は、霞のように消えてしまった。
呆然と見る教師の目の前で、銀色の繭が弾けるように割れて、中から全く無傷の原因となった二人の子供達が姿を現した。
二人は意識を失い眠ってるような様子だった。
傷は一切ない。
教師達は慌てて子供達を連れて部屋を後にする。
結果。
二人の子供達は、魔力を完全に使い果たしており、もう魔力は残って居なかった。
その為、二人の子供達は別の施設に移されることが決定し、今後も定期的に観察は続ける物の、教育は終了となってしまった。
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