子供達五歳

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それからも、何度かそういった無茶をする子供達は居た。 その結果は、何時も同じ。 謎の真っ黒な子供のような物が現れて命は救う。 だが、必ず代償のように何かが失われていた。 魔力だったり、技術だったり、知識だったりした。 教師達は正体を探ろうとしたが、捉える事はおろか、触れる事すら出来なかった。 だが、とにかく子供の命は助けてくれるのだ。 最後には、諦めていた。 何も無茶な事をしない子には、全く危害を加える事も出現する事も無いのだから。 子供達も、次第に無茶な事はしないようになっていた。 そうすれば、どうなるか。 他の子供達が身を持って示してくれているのだから当然と言えば当然かもしれない。
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