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「仕方ない。一応お父さんとお母さん悲しむしな」
ペッ!と唾を俺の元体に吐くと、携帯電話を取り出した鬼妹は、何処かに連絡を入れると、すぐさま何かが飛んできた。
ーーーーーーずがぁんっっっっ!
空中から飛んできた物は、土煙を上げながら地面に深々と突き刺さっていた。
妹の身長の二倍程の長さの巨大な斧だった。刃渡りだけで成人男性の腰辺りまで有りそうな凶器。
しかし、それを軽々と持ち上げた妹は、肩に乗せると溜め息混じりに言ってきた。
「んじゃ~、生き返しま~す」
超嫌そうにそう言うと、斧の刃先を体に向けた。
「闘ぉぉぉ魂、注ぅぅぅ入ぅぅぅ!クタバレェェェェ!」
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