妹が魔法少女だったが、どうでもいい件

こんなのって有り？

「…………きなさぃ」

　誰かが呼んでいる。

「…………起きなさい」

　起きろだって？どうせもう死んでいるんだ。起きるのが面倒くさい。

「起きろ！エロＤＶＤ買いに行って恥ずかしい死に際を妹に看取られた残念な兄よ」

　余計起きたくないわ！

　とはいえ、此処まで言われたのであれば、起きないわけにもいかずにゆっくりと起き上がる。

「起きましたね。おさむ」

　何故自分の名前を、また死に際を知っているんだろう。それが気になり、ゆっくりと瞼を開けた。