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ちなみにこの古本屋は、居眠りこいた爺さんが一人で店番をしている。
しかも視力が弱い様で、男女の差もあまり解らないほど耳も遠い。
故に、高校生である俺も買う事が出来ると言う寸法だ。
「ハァハァ…………着いた…………」
二駅離れた古本屋は、知り合いなど勿論来ない。
というか、この古本屋に人気は常になかった。
「ふふふ……………アハハハハッハハハハ!!」
俺は勝者だ!これほどまでに完璧な布陣は無いだろう。
まさに計算しつくされた完全犯罪を成し遂げた気分で店に入った。
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