ダンジョンマスター

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初めまして、俺の名前はフロウ。 職業はダンジョンマスター。 え?嘘じゃないぜ? あれは1ヶ月前の話。 俺はトレジャーハンターだった。 宝を探しにこの国ユーランスから出た。そして1時間程歩いたとこでダンジョンを発見したんだ。 誰も知らないダンジョン。こんなに近いのにだ。つまり新設ダンジョン。 俺は即ユーランス王国に戻った。そして仲間を募集した。 俺の元へ集まった仲間達の紹介?死んじまったし必要無くないか・・・? まぁ一応軽くしとくか。 リーダー格は戦士のゴッツLv21 副リーダー格は魔法使いのサンLv20 僧侶のヘスLv18にシーフのハンLv16 そして俺、Lv13の5人メンバーだ。 1時間経った辺りでダンジョンに到着。 ゴッツ「おぉ・・・」 サン「こんな近くにダンジョンが・・・」 ヘス「回復は任せてください!」 ハン「ドキドキしてきた!」 フロウ「ほら、行こうぜ」 そして中に入った俺達を待ち受けていたのはスライム、ゴブリン、オークの3種類。スライム、ゴブリンに関してはモブ中のモブ。レベル5で倒せる。 オークは、レベル10で倒せるくらいの雑魚だ。だが数が異常だったな。 ゴッツ「ここが最後の部屋だな・・・」 サン「MP回復薬が切れた。魔法がうてるのは後5発が関の山だ」 ゴッツ「充分だ。行くぞ、気を引き締めろ!」 ヘスとハンは緊張でガチガチ状態だ。 ・・・弱過ぎないか?新設ダンジョンってこんな物?と、疑問に思っていた。 まぁサンとゴッツが無双状態で俺、ヘス、ハンは特に何もしてないんだが。 そして最後の扉を開き、中に入る。すると扉が閉まり開かなくなった。 「来たか。」 ダンジョンマスターであろう男の声が聞こえる ハン「グアッ!?」 突如ハンが吹っ飛んだ。天井まで高く上がり、受け身も取れずに地面に落下する。ピクリとも動かなくなった。 ゴッツ「なっ・・・トロールが2体!?」 トロール、Lv20で勝てる相手だ。それが2体、このメンバーで更に消耗している状態だ。勝てるか分からない。 サン「ふぅ・・・アクアボール!!サンダー!!サンダー!!」 サンは落ち着いてアクアボールを放ち、1体のトロールの頭にあてる。 更にサンダーをあてトロールを感電させた。トロールは膝を付き、腰を折った。 トロールの顔は俺の目の前だ。俺はチャンスと思いおもいっきり剣を目に刺した。剣は目から脳へ突き進み貫通。
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