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普通のダンジョンは何層あるのかね・・・?
フロウ「ホルス、MP大丈夫か?」
ホルス「ん?あぁ、まだ余裕。」
フロウ「おk、なるべく温存しながら進むぞ。」
3層は・・・スライムの生活場?苔や魔草が育ち、スライムにとってはいい環境だ。
ホルス「スライムはトラウマだ・・・」
フロウ「あぁ、何か悪いなw」
このダンジョンはスライムが降ってくる、という攻撃は無いのか?結構使えるんだが・・・
スライムを殺しつつ4層へ向かう。ここのダンマスはワンパターンだな。毎回この階段系の罠だ。
そんなこんなで9層までやってきた。
ここまでで特に目を引いたモンスターや仕掛けは無いな。8層はミノタウロスの群れだった。正直言って失望してる。
1層で威圧は面白くないと思って2層からは威圧なしでやってるんだが・・・呆気ないものだ。
ホルス「呆気ないな・・・俺はお前のダンジョンの1層で死に掛けたってのに」
フロウ「まぁ、これからだろ。俺も今少し失望してるけどな」
階段を下り終えた。9層の扉を開く。
フロウ「ダンジョンボス?」
ホルス「やっと骨のある奴か?」
9層はダンジョンボスの部屋だった。
フロウ「へぇ・・・ドラゴン。」
ホルス「ウィンドカッター」
ホルスが魔法を唱えた。風の刃。
フロウ「・・・ハァ。見掛け倒しかよ」
ホルス「俺が強いだけかもよ?」
フロウ「・・・盲点だった」
ホルス「アハハ!本当に面白いなお前。」
フロウ「さて、冗談はこの辺にして。ダンジョンマスターとのご対面だ。」
ホルス「やっとか。」
扉を開けた先には、ダンマスと思われる中年豚男が玉座に座り、隣には奴隷らしき女が真っ裸で立っている。顔が真っ赤だ。
フロウ「ん?あの女どこかで・・・」
ビクッと肩が震えた。
ホルス「何?知り合い?」
フロウ「いやそんなんじゃない。確か・・・あぁ、そうだ。この前ユーランスに行った時失踪したって噂が立ってたギルドのSSSランク
確か二つ名は・・・」
「鮮血の花。魔物の返り血を浴び、無傷で依頼を完了。若くしてSSSランクまで上りつめた才能の塊。
そして何より美しいこの容姿。」
フロウ「あ?俺の話を遮るな糞豚野郎。」
ホルス「ほんと最高だわお前!」
ダンマス、いや豚は怒ってるのか顔を真っ赤にしている。
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