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「……」
勇は女子が行った方向をボーッと見つめていた。
「ん?勇の知り合いか?」
勇の顔を覗くようにして問うと、彼は答えた。
「うん…まあね」
「ふーん…」
勇は視線を帰り道の方角に戻し、遠くを見たまま言った。
「今の女子、僕の元カノ。」
「ふーん…」
一瞬、黙する。
「え?!…元カノ…??!」
潤一は目を丸くし、バッと勇の方を向く。
「うん」
その勇の言葉に大層なショックを受けた。
「え、ちょ、…ええ!?」
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