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人が全然いないのだ。
携帯で時間を確認するとお昼の一時ちょっと過ぎ。
私の乗った車両には、10人も乗っていなかった。
他の車両に移動してみてもどこも似たようなものだった。
どうやらお昼の電車は空いているらしい。と落胆した私はシートに腰かけたけど、ふとある事に気付いた。
座ってどーする!!
私が座っていたら痴漢したくても、お尻を触りづらいじゃない!
痴漢さん、ごめんなさい。
優雨が悪かったね。
今立つからね!
さぁ、おさわりっ!
と立ち上がったものの、車両に人がいないのは変わりがなく、それは終点『立川』まで続いた…。
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