第1話その2~決意~

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平たくエラの張った顔、強力な磁石のS極とN極が反発しあったように離れた両目、音楽室の壁みたいに穴が空いてるほっぺた… しかもテニス部に所属していて肌が日焼けで浅黒く、いつも汗でヌメヌメ光っている… まるで魚のカレイにしか見えない! さらに名前が「麗しい花」と書いて「レイカ」… おいおい親御さんよ… きっと小さい頃、周囲から「このカレイ女め!砂をかけてやろうか!」と地方の妖怪の様な扱いを受けてきたに違いない。 私は彼女を見ると不憫で涙が出そうになるのです…
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