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朝陽が差し込む中、樹利と可愛は全身のダルさを感じながら、そっと身体を起こした。
「なんか……すげー変な夢見た」
脱力したようにそう告げる樹利に、
「……私も変な夢を見た気がします。覚えてないけど」
可愛も息をついた。
「とりあえず疲れる夢だった気がするな」
「はい、私もです。
なんだか寝汗かいちゃって、とりあえずシャワー浴びてきます。借りますね」
そう言って起き出しそうとした可愛の手首をつかみ、腕の中に抱き寄せた。
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