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「シャワーはもっと汗をかいた後に」
「え……えっ?」
「なんか分からないけど、リベンジしたい気持ちでいっぱいなんだ」
そう言ってニッと笑った樹利に、可愛は頬を紅潮させた。
「やっぱり樹利さんは樹利さんでいるのが一番ですよね」
「えっ?」
「い、いえ、何言ってるんだろう?」
「でも俺も思った。
どんな姿でも可愛は可愛だけど、やっぱり可愛のままが一番だ」
二人は顔を見合わせ、クスリと笑いキスを交わしあった。
それは奇妙な夢から覚めた朝だった。
【二人に起こった奇妙な出来事】
TheEND
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