二人に起こった奇妙な出来事

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「あ、あの、樹利さん。 私の姿で全裸で仁王立ちして腰に手を当てたりしないで下さい。 ……樹利さんが自分の情けない姿を見たくないように、私も見たくなくて……」 「ああ、そうか。悪い」 それでも腰に手を当てたままアハハと笑う樹利に、可愛はバツが悪そうに目を伏せた。 「そ…それに、なんだか自分の姿なのにそっちを見るたびに……また反応するんですよ……」 モジモジとそう告げた可愛に、樹利は吹き出した。 「さすが俺の身体だな。 可愛のヌードに反応してるわけだ。ちょっとセクシーポーズとってみようか?」 そう言って腕を上げてウインクする樹利に、 「も、もう、いい加減にしてください!」 と可愛は真っ赤になって声を上げた。
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