小さな村の男の子
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その子は自分の過去だけを忘れていた。 なのでその子は帰る場所がなかった。だから村長の家に住むことになった。 その子の名前は龍崎 時雨。 そのときまだ彼は5歳だった。 しかし時雨はよく働きみんなとすぐに打ち解けた。 学校にもいきすくすくと成長していった。 時雨が来てから10年たった今彼は進路を悩んでいた。
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