小さな村の男の子

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みんなが言ってる事は正しかった。 実際俺はあんまり頭は良くない。 だが剣術と魔法は同年代の村の中ではぶっちぎりで強かった。 だから村の自衛団に入るのはいいことなんだが… 「俺はもっとドキドキするような事がしたいんだ。こんな田舎の自衛団じゃスライムがいいとこだぜ?だからもっと大きな自衛団に入るか学校行っていろんなことを勉強したいんだ。俺の我が儘だってことはわかってる。だけど俺は自分の可能性をもっとさがしてみたいんだ。もっと可能性を見てみたいんだ。もっともっとたくさんの事が知りたいんだ。」 みんな俺がこんなことを言うとは思わなかったのか黙ってしまった。 すると、 「じゃあその気持ちは村長に言わないとね。」 と担任の先生が言ってくれた。
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