第1話

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我々の住む星は、人口過密と文明による自然破壊で死の星と化してしまった。 そして調査の結果、遠い宇宙の果てに我々キャファール星人が暮らすのに適した惑星を発見する。 それが、この地球だったというわけだ。 いきなりやってきて、住んでいる星を明け渡せなど、理不尽に思うかもしれない。 だが、君たち地球人だって似たようなことをしてきたはずだ。そうだろ? かといって、心配しなくてもいい。 戦争といっても、お互いの軍事力を競いあうような戦争はしない。 確かに、我々の軍事力をもってすれば、こんな未開の原始的な星など、あっという間に征服できてしまう。 しかし、そんなことをしたら、せっかく素晴らしい環境の星を見つけたのに、また死の星にしてしまう。 そんなことはお互い望まないはずだ。そうだろ?
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