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【ドグマ】
特定の人間が使用できる異能。思念を反映させた能力である。
同じ名称のドグマでも人によって能力が違う事が多い。
使用者はドグマの意味する主義に則った能力を使用できることが約束される。
物質にドグマが宿ることもあり、それを使用することもできるが、ただひとつ言えることは『ドグマを使用できるのは人間だけ』ということである。
【シンカー】
自身の身体に宿ったドグマを使用することができる者を指す。
上記のように物質に宿るドグマを使用する人間はシンカーとは呼ばず(後述)また、肉体的及び精神的異常の影響でドグマを使用できなくなったものもまたシンカーには含まれない。しかし、学者でないかぎり後者はシンカーと呼ばれる事が多い。
シンカーの共通点としてはひとつの事に拘る。奇人、変人である、などが挙げられるがこれは明らかに異質なシンカーを見抜くものである。
【レプリカ】
物質に宿るドグマを使用する者。
ドグマが思念を反映させた能力であるとするのは当人における場合であり、レプリカになる場合は他者の意思の塊を背負うような概念になる。すなわちレプリカになるためには、自身とは全く違う思想を受け入れるということが前提条件となる。
レプリカになることはシンカーになるのと同様に難しい。
シンカーは思想の海からひとつの答えを導き出す、いわば広大すぎるゆえになることが難しい。
一方でレプリカは元々ある答えに自分が適合しなければならない。これは憲法で約束された思想の自由すら拘束される、いわゆる地獄に近い苦痛である。
レプリカに相応しい人間は、何も考えない受け身な者、ドグマと完全に一致した考えを持つ者ぐらいだ。
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