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美咲さんのメアドをゲットした俺は、あの後特筆することもないような他愛もない会話をして帰った。
でも、こういう普通な日常って大事だと思う。
やはり、平凡が一番だ。
現実逃避終わり。
そしていま、俺が何をしているかと言うと。
「はあ!?保健室で寝てた!?あんた、ふざけんじゃないわよ!!」
絶賛、怒られ中である。
「いや、だからね。色々あったんだよぉぉぉぉっ」
母さん、信じて欲しい。今回は俺無罪。
「それにしたってあの時間、遅刻じゃない!なんか、変な事ぶつぶつ言ってたし…あーキモい」
き、聞かれてたのかよ。
つか、息子にキモいはないだろ!泣くぞ。
「う、うるさいやーい」
「はぁ~ったく何考えてんだか」ブツブツ
ああっ!あのババァ!独り言を聞こえるように少し大きめな声で言いやがって…
いつか、やられた分だけやり返してやる。
倍返しだ!
「おかえり(笑)」
おい、なんで笑い堪えてるんだお前は。
良き理解者だったはずだろ!?
「ただいまっ!」
ソファーに寝転び、笑い堪えてる弟にドロップキック。
こんな憎まれ口をたたくのに小学5年生だからな、手加減はしてやってる。多分…。
「やろう、ぶっころしてやる」
「おい、こら!」
やろう、ぶっころしてやるとは言わずもがなネット用語である。
ネット用語じゃなければ今頃100倍返しどころの話じゃない。
畜生、ネタだからって調子乗りやがって。
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