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なんというカオス空間。
これが我が星川家クオリティである。
ちなみに、これで父さんが帰ってきたらカオス?ナニソレオイシイノ?状態にまで悪化する。
まあ、こんなカオス一家なわけなのだが、俺以外はみんな色々とすごい。
母さんは、完璧超人。
父さんは、仕事に大成功。
弟は、何をやらせてもやりこなす天才児。
そして俺は、全てが平凡な凡人。
…いやー、俺捨て子なんじゃないだろうかってよく思う。
でも、逆にこういう環境だからこそ俺みたいな凡庸な人間が生まれるのかもしれないな。
『にいに、ご飯~』
ん、弟からの呼び出しだ。
これが、妹だったらどれだけ俺得だったか!!
妹。
ああ、なんて甘美な響きなんだろう。
『お兄ちゃん!起きて!朝だよ!』
なんて言われてみたいものだ。
まあ、実際の妹はそう上手くいかないらしいのだが…
というより、妹がなついていようがいまいが、いる時点で勝ち組だと思う。
妹がいるやつ見ると、俺なんか生まれた時から負け組なんじゃないのかと錯覚する。
やはり、妹って偉大だ。(当社比)
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