第1話『先輩がツンデレだった件について』

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「ん…どこだ…ここ?」 起きたら知らない天井だった。 何を言ってるのかわからねーと思うが(ry よくありがちな真っ白い天井に蛍光灯。 俺が今寝てるのは、ベッドで間違いないだろう。 そして、仄かに香る消毒液の匂い。 ここは、保健室じゃないだろうか。 「起きた?」 横にあったカーテンが開き、一人の女の子が入ってくる。 「先…輩?」 「そうよ」 葉月美咲先輩だった。 わざわざ、俺を起こしにきてくれたのだろうか。 あれ?そういえば何故俺は、寝ていたんだ? 今日1日を振り返ってみる。 確か、朝起きて、遅刻して、校門の前でうずくまってて、先輩とあって、部活に勧誘されて… 「いきなり背負い投げなんてヒドイじゃないですか!!」 そうだ、俺投げ飛ばされて気絶したんだった。 「ご、ごめんって言ったじゃない…」 涙目は、反則だろ。涙目は。 「そ、そうでしたっけ?まあいいですけど」 パンツを見たお返し分と思えば背負い投げなんて屁でもない。
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