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「寝違えたな、これ」
彼は悪びれもせず、ケイの隣に座って肩を回した。彼が腕をいっぱいに伸ばすと、ただでさえ狭い台の足場の上から落ちそうになる。
「肩?」
「ああ。床で寝てたら、固まった」
言って、だるそうに腕を動かす。その首がゴキッと音をたてた。
「寝すぎもよくないよね」
何の気なしに呟く。
「夜寝ないと体壊すだろ」
「昼は?」
「昼寝は必要だ」
「朝」
「……眠いんだよ、悪いか」
照れたように笑うエディは、再び肩を大きく回す。
「肩、あとで揉んであげるよ」
「おう、頼む」
エディが発する熱気で、もう肌寒くはない。少し暑苦しいが居心地はよかった。
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