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放生会は
「万物の生命を慈しみ、殺生を戒める」神事です。
その八幡信仰が広まるにつれ、各地の八幡宮で催されるようになったのが
『放生会(ほうじょうえ)』ですが、博多では『ほうじょうや』と、呼んでいます。
筥崎宮の放生会に付いては、京都・建仁寺の記録に
「延喜19年(919年)筥崎宮放生始」とありますので、1、000年以上続いているお祭りです。
江戸時代に、筥崎宮は筑前(福岡)藩主・黒田家の拠り所となり、放生会は一段と盛んになりました。
祭りの間は、地元の漁を禁じ、煮物の売買すら認めなかったという記録も残っています。
尚、来年の大河ドラマは
黒田官兵衛を主題とした
《軍師官兵衛》です。
ひょっとしたら…
官兵衛の子、黒田長政が保護した、この筥崎宮も登場するかも知れません。
《東郷平八郎 書》
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