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「双葉の前に双葉なく
双葉の後に双葉なく」
そう言われた1人の力士が居ました。
昭和を代表する名横綱
『双葉山 定次』その人です。
過去の最強力士は誰だ?
そう問われてたら…
江戸の雷電に谷風、明治の太刀山、大正の栃木山。
昭和になれば、大鵬、北の湖、千代の富士。
近年ならば、白鵬と次々に名前が上がってくるが。
その中に必ず入るのが、この双葉山です。
双葉山には、今でも破られていない不滅の記録、69連勝があります。
現在は年6場所で、取り組み日数は15日ですが、当時は年2場所(1月と5月)、取り組み日数は11日でした。
この連勝記録は、昭和11年1月場所の7日目から、昭和14年1月場所の4日目まで続きました。
足かけ3年間無敗である為の、肉体的及び精神的な維持には、ひとかたならぬ精進の賜があったと思われます。
連勝が途切れた時には、号外が出るほどでした。
その時、双葉山が残した
『我未だ木鶏たりえず』は
(われいまだもっけいたりえず)
有名な言葉です。
(木鶏…荘子の言葉で『邪念がない』と言う意味)
写真は亡くなる9年前、筥崎宮を訪れた時に撮影されたものです。
不世出の名横綱
『双葉山 定次』
昭和43年12月16日永眠す。
![image=477020778.jpg](https://img.estar.jp/public/user_upload/477020778.jpg?width=800&format=jpg)
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