イミテーションギャング

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 ナガメ勢力が来る。  せっかくのマグナム3口径がすたるから、サロマの目の前で撃った。 「距離をはかるよー、それ3メートルしかいかないから漆器君、改造してあげて」 「はい、かしこまりました!」  ナトリの言葉はいつも奇怪で華去爾はいつも戸惑ってしまう。 「俺のナトリって呼んでも?」 「ダメだ。俺のだもん」  工場のガラスを蹴飛ばしてライトがやって来た。すると諒花はライトの話し言葉に惚れているので、ナトリにこう言った。 「あのね、この人、いい人なの。なでなでしてあげて」 「やだ」 「お前の耳に息を吹きかけていいか?」 『殺す!』  工場は廃屋ながら暖かい暖房が入っている。ライトはスーツで乗り込んで来たため、サロマが立ちはだかった。 「俺のやりたいことはこうだ!」  イングラム4口径を持っていないサロマは引っかけたコートをライトにぶち当て、タックルした。ライトは避けきれずに諒花のおっぱいを触った。 『ぶっ殺す!』 「ライト、どきな。あたしが諒花を守るよ!」 『俺たちも援護します』  女に弱いライトはすぐに「愛してるから」と呟いて気絶した。  一発を入れたのは華去爾だ。二発目は狂、三発目はサロマ、四発目は漆器で、五発目にナトリが来た。  桜雪はそのままシカトを決め込んで工場の基部に仕掛けられたワグナス二機を発射した。  弾丸が当たり、工場の壁が砕ける。大黒柱をかすめただけなのでなんとかおんぼろももっている。
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