第1章 旅立ち

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あれから俺達は時にはモンスターを倒し、野宿をし、アルハレストへ向かう。 だがアルハレストへはかなり遠いので、途中でケリューインという街に寄ることにした。 ケリューインは王都みたいに栄えてはいないが、元気に子供が走りまわっていたり店番をしてる人の大きな声も聞こえるし、活気のある所だな。 「さて、とりあえず街を探索してみるか?」 「う~ん。探索も大事だけど、私は先にさっぱりしたいかな」 チグサは女の子だし、そういうの気になるんだろうな。 俺は気にならないが。 「じゃあお金渡すから、先に宿だけ予約して休んでくれ。俺は街を見てくるよ」 「わかった、ごめんねクオン」 そういうとチグサは入口の近くにあった宿へて足を進め、姿を消す。 さて、どんな街かな? ―――――――――――― 見てまわった結果、武器や防具や道具は一般的なものばかりだな。 城の兵士が訓練に使う基本的な武器、ブロードソード。 同じく訓練に使う青銅製の鎧。 傷を治す薬草など。 もう夕陽も落ちて夜になるし、最後に酒場で情報収集するか。 「キャッ!?」 そう思い足を動かそうとすると、金色の髪をした小さな子供がぶつかってきた。
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