青年の終止符

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なにやら注射のようなものをされた感覚がした おそらく此処は手術室で、これから俺は手術を行うのだろう 身体からあらゆる感覚が薄くなる あぁ……麻酔か しかし…… 俺の身体が悟っている もう助からない…と…… 感覚がなくなっているのに、血が流れているのがわかる 半分しか開いていない目から見えていた景色が、次第に色を失っていく だんだん…白黒になり、そして俺のビジョンは…… 真っ白にかわった……
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